0歳児の姿勢の変化と特徴

0歳児の姿勢の変化と特徴

生後1ヶ月

普段の姿勢は左右非対称で片方ばかり向くのではげたりする。出産直後から向き合って抱き、視線をしっかり合わせるようにすることが大事。視力は0.1くらいで薄ぼんやりした世界を見ている。

生後2ヶ月

眠りと目覚めが繰り返されて、次第に成熟する。視力は弱いが、次第に動く物を捉えられるようになる。まだ原始反射の時期で左右非対称の姿勢を取っている。

生後3ヶ月

だんだん首が座ってきて、仰向けで正面を向いて、手と手、足と足を触れ合わす。追視も左右上下と両目で追えるようになる。「プッブッ」の音節が出る。人や絵本や人形などに普遍的なほほえみをする。

生後4ヶ月

首がしっかり座り、うつ伏せで首が床面から上がって両肘をついて頑張る。大事な節目の月で、しっかり目線を合わせるか、生活リズムは整っているかなど次の発達への見通しを持つこと。ここでの発達のチェックは大事である。親しい人へ選択的にほほえむ。自分から笑いかけてくる。「あそんで~」と。

生後5ヶ月

起きて遊んでいる時は、オムツをはずす。快・不快がわかるので、気持ちよく過ごさせてあげる。手で足を持って、口の方へ持って行く。正中線に沿って、縦に触れ合わせる。

生後6ヶ月

足を交叉して、母指でケリながら腰をひねって寝返りする。4ヶ月で手の母指が掌から出て、5ヶ月でカニのハサミのように開く。もし母指を開かない時は玩具がつかめるように遊びで工夫してあげる。顔を上げ、肘でしっかり支えて腹這いで遊べる。

生後7ヶ月

遊びながら、楽しく言葉かけをしながら、自分もキャッキャッと笑い、赤ちゃんがもっともっとと期待するように、時を忘れて遊ぶ。これが喜びとなって、赤ちゃんの発達をより良く伸ばす。胸でしっかり支え、腕が少しずつ自由になっていく。

生後8ヶ月

人見知りが強くなり、夜泣きも始まる。床から顔を上げて、飛行機のような姿勢を取る。8ヶ月不安が出る反面、表情豊かになり、周りへの親密さが増す。

生後9ヶ月

手と足を使って上半身を回し、90°ほど旋回したり、後ずさりもして、少しずつ姿勢を変えながら、移動できる体制づくり。ずりばい、のたりばいに繋がり、さらに自分で姿勢を移動させて、不安定だがお座りが出来るようになる。

生後10ヶ月

足を伸ばして、手は床からも体からも離れたお座りが出来る。左右の手で物を交互に持ったり、離したり、手を交互に出してハイハイする。またつかまり立ちや伝い歩き、一瞬独り立ちが出来る。

生後11ヶ月

手の掌と足の裏だけを使って高ばいが出来るようになり、一層移動が自由になる。しっかりお座りが出来て、椅子に座って、自分で食事が出来る。

生後12ヶ月

床からスッと立ち上がるようになったら、いよいよ歩行の始まりではじめの一歩が出ると日に日に歩く距離を伸ばす。緊張と大きな喜びで歩き回る姿が印象的。やがてしゃがめるようになり、積み木を二つ三つ並べられるようになる。

※赤ちゃんには個人差があって、2・3ヶ月の早い遅いは心配ありませんが、気になる場合は定期健診の時しっかり見てもらいましょう。