ご寄付のお願い

良い保育を今後も続けたい

みなさんに支えていただき、フジキ保育室はもうすぐ50周年を迎えます。いつもご理解とご協力をありがとうございます。

少子高齢化は年々深刻になり、労働人口の減少に伴って保育所の利用児童も確実に減っています。それでもフジキ保育室では令和4年度から短時間利用の利用制度を新設し、専業主婦の方や育児休業中の方が子どもに集団の中で過ごす時間を作ってあげたいというニーズに応えながら、新たな利用スタイルの掘り起こしに取り組んでいます。この取り組みの成果として令和5年度から徐々に入所希望者が戻ってきておりますが、短時間利用ばかりが増えても利用単価が大幅に下がる分、経営面は相変わらず厳しいのが現実です。

フジキ保育室が今までと変わらず小さな毎日を子どもたちと共に歩んでいけるように、我々も行政への働きかけ、利用者の方のニーズの掘り起こし、そしてより良い保育内容をめざして努力を続けてまいります。

良い保育をするにはコストがかかる、これは今後も変りません。なにとぞ暖かいご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

寄付のお振込先:ゆうちょ銀行

口座名義:フジキ保育室

口座記号番号:00160-3-421373


セーフティネットとして

・産後鬱をはじめとして保護者の健康に問題がありまた医師の診断がなくとも同様の不安を抱える方
・出産前後に離婚したシングルマザーやファザーである方
・障がい児を育てあるいは自身が障がいを持つ方
・多様な働き方の中で産休明けから職場復帰が必要な方
・就職活動をするために利用したい失業中の方
この他に、初めての子育てに不安があったり、集団の中で生活する機会を与えながら育てたいと望む方や、父親の仕事が極端に忙しくワンオペの状況にある母親など、潜在的に困ったり苦しんでいる方たちの子どもをお預かりすることでセーフティネットとして支えてきたのが認証保育所を含む認可外保育所です。

今でこそ早生まれの0歳児を認可保育所でも受託し始めましたが、まだまだ2・3月(数年前までは12月・1月も)に生まれた児童の行き先は認証保育所を含む認可外に頼っているところがあります。たとえば3月生まれのお子さんを受託することができるのは産休明け生後57日の6月からとなり、4・5月は空けてお待ちする必要があります。ところが人件費や家賃など受託児童の人数に関わらず運営するための費用は同じですので空けてお待ちしている間は赤字になってしまうのです。

また保育指針では0歳児3人につき1人の保育士を配置するよう定めていますが、入所間もなく満1歳になる子どもたちと一緒に全く生活リズムの違う生後2・3カ月のあかちゃんをお預かりするわけですから単純に規定の人数で保育することは難しいのです。つまり早生まれのお子さんを預かるということは、人件費や離乳食などの個別の対応よりコストのかかる保育です。

認可保育所が増えて待機児童が解消されつつある今、我々保育者が考えるべきなのは保育の質を高めることです。認証保育所ではご両親の就労などの条件なく受託できることが良さでもありますので、利用者の皆さんそれぞれの子育て観や生活スタイルに合った預け方を実現できるようサポートし、そうやって楽しく気持ちよく産み育てることができる環境を整えることこそがささやかですが少子高齢化まっしぐらのこの国の福祉に必要だと考えています。

★例えば国産の食材を使った安全で美味しい食事をいっぱいおかわりができるように作ることも、木や布でできたおもちゃにこだわった環境作りにもとてもコストがかかります。

★例えばプールや水遊びが0~2歳の遊びには欠かせません。蛇口から出てくる水に興味を持って子どもたちが満足するまで流水で遊ばせてあげるためにはとてもコストがかかります。

★今の園舎も10年が経過し、壁や木部のデッキ・テラス、水回りなど修繕が必要になっています。

このように、利用者の皆さんに寄り添い、子どもたちの育ちに寄り添う保育所であり続けるためにはとてもとてもお金がかかります。20年後の世の中を担う子どもたちが少しでもよい環境で育つように、ご理解とご協力を賜りたく何卒よろしくお願いいたします。

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