子ども達の一日

さんぽ

外遊びの大好きな子ども達は、晴れた日だけでなく雨の日も雪の日も午前午後散歩に出かけます。
しっかり歩いたり、飛んだりはねたり、よじ登ったり、時には転んだりしながら、太ももを鍛え、体のバランスをとることをおぼえます。自分で出来ることと出来ないことの見分けがつき、危険から身を守ります。遠いところのものや、近いところのものを目でとらえる力、動くものをとらえる動体視力を育てるなど、散歩で得られる力は数え切れません。おやつの後、再び外遊びをします。これは、子どもの発達に意味のあることで、公園で元気に走りまわっています。

遠足

1,2歳児は週一回車で遠足に行き、車の騒音や危険のない森や公園広場で、思いっきり走ったり、はねたり、飛んだりして解放されて遊びます。たくさん身体を動かして楽しむことで、筋力が発達し、森林浴効果で心も喜びに満たされて、大脳の発達に大きな刺激となります。
街中の喧騒から解き放たれて伸び伸びと遊びに集中できる日があることは、子どもたちだけでなく保育者にとっても大切な活動です。
「ただいま、おなかすいた!」満足して帰って来た子どもたちを出迎えると、充実した時間を過ごした目はまっすぐで輝いています。

リズム遊び

週一回他園の子ども達と一緒にリズム遊びを実施しています。このリズム遊びは、育ち盛りの幼い子ども達の手や足や身体を楽しい音楽に合わせて動かせば、より発達を促すというものです。
よく知られた音楽に合わせて、メダカになったり、トンボになったり、カメになったり、どんぐりや両生類になって、寝転がったり、這ったり、走ったり、止まったり、飛び跳ねたりと自然の動きを模倣して表現する動きが子どもの全身の筋肉や骨や神経を刺激します。
歌も、選び抜かれた良い歌をうたい継いでいます。歌をうたうことで言葉の発達にも良い影響があります。

水遊び

胎児の時羊水に浸かっていた子どもには、水の記憶は確かで、水と遊ぶときの子どもは最高に生き生きと喜びに満ちています。
裸足で土を踏むことや、思いっきり水と戯れることや、泥んこになって泥をこね回したり、砂と水をかき混ぜて思い思いの形を作り上げることなど、子ども達は大好きな遊びですし、イキイキ育つには欠かせない素材です。
冷たい水とふれあうことは自律神経を鍛え、体質の改善にも役立つと言われます。夏のプールに大喜びの子ども達です。

昼食

外でいっぱい遊んでくるとどの子もお腹ペコペコです。五分づきのごはんに、具だくさんの味噌汁、魚か肉料理に青菜のお浸しや野菜の煮物といった和食中心の手作り給食が待っています。どの子もよく食べて作り手を感激させてくれます。
トウモロコシや玉ねぎの皮むき、そら豆を鞘からはずしたり、お手伝いをして調理する前の食材に触れることで楽しくおいしく食べることができるのです。

沐浴

給食が終わると衣服を脱いで庭の水場に用意したベビーバスのお風呂へ飛び込みます。これだけは夏も冬も毎日繰り返される日課で、1日の中でも子ども達にとってほっと出来る気持ちよい時間です。0歳の内は室内で沐浴します。
体がポカポカ温まり気持ちよく眠りにつきます。

午睡

沐浴でスッキリしてから、大好きな絵本や紙芝居を読んでもらい、満足して午睡に入ります。午睡は子どもにとって必要不可欠な休息時間です。朝からしっかり活動し、午後もまた元気に過ごすために1時間程度のお昼寝は脳や体を休ませる大事な時間です。
また午睡中に朝の出来事を反芻すると言われています。

おやつ

小さい体には一度にたくさんの食べ物は摂取できませんので、1日の必要カロリーを4回に分けて摂るようにします。午後のおやつは3回目の食事の位置づけで、栄養的にも分量的にも食事に近い量です。
また、栄養摂取だけでなく、咀嚼力をつける意味でも、煮干しや昆布、スルメ、スティック野菜などかみごたえのあるものを食べ、次にスパゲッティやチャーハン、煮込みうどんやパン、雑炊、ホットケーキ、蒸しパンなどを食べます。離乳食は別メニューで、野菜スープにおじややうどんがゆ、パンがゆなどです。

以上がフジキ保育室の1日の流れです。
体を使っていっぱい遊び、バランスの良い食事をとり、よく眠り、規則正しいリズムで日々を送っていますので、子ども達はとても丈夫で元気いっぱいです。
乳児の集団保育は心も体もまだ未熟な子ども達の集まりです。小規模で子どもの低い目線と狭い視野に合わせて、無理なく生活できることが最も安定した環境です。
フジキ保育室は子どもの成長を科学的にとらえながら、大人の愛情をたっぷり注いで温かい保育の場を作っていきます。
フジキの保育にご興味のある方は是非お問い合わせください。